About Temomi

手揉み茶について

現在、私たちが飲んでいるお茶は、古く(700~1200年代)栄西、道元等の高僧により中国から日本に持ち込まれたとも言われております。当時は薬用であるとともに高貴な人々だけのものであったようです。
お茶が一般庶民のものになったのは、鎌倉時代(1100年)を経て室町時代(1300年)になってからだといわれております。当時狭山茶の元であるとされた河越茶は戦乱等の影響で姿を消したといわれております。その後170年ほど前、入間市を中心に現在の狭山茶が復興されました。当時は焙炉師が手揉みで製茶をしてきましたが時代の変化とともに機械製茶になり現在に至っております。
私は生来、家業である製茶業に興味を抱き、高校卒業と同時に国立茶業研究所(現在は独立行政法人農業生物系特定産業技術研究機構、野菜・茶業研究所)の研修生となり、2年間静岡の地で、茶の栽培、製茶を主に研修いたしました。その中で機械製茶は勿論ですが、特に興味を持ったのが、古来から行われていた「手揉茶」でした。
そこで、ここ数年「手揉茶」に挑戦しています。まずは、茶園を手揉茶専用に変えるところから始め、焙炉室(手揉茶製造室)を作り製造しております。おかげさまで平成12年、平成13年、平成14年と3年連続、埼玉県知事賞を頂くまでになりました。また、全国手揉み茶品評会におきまして、12回の一等入賞。平成22、24、26年度には、最高位の一等一席農林水産大臣賞を受賞することが出来ました。
本年も、この製茶をご愛顧頂いているお客様方に、ご賞味いただくべく、本格的に作品を作りました。摘採は、ベテランの摘み手により1芯1葉~1芯2葉摘みで行い5時間位かけ揉み上げました。まだまだ量的には、微々たるものですが、本当のお茶をと、お考えのお客様に、伝統の技から生まれた、この作品の味をご賞味いただけたらと考えております。